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月面探査目指すHAKUTO、コンテスト期限内の打ち上げ困難に
「HAKUTOとしては、Google Lunar XPRIZEからの離脱はない」――。会見の冒頭そう語ったのは、宇宙開発ベンチャーのispaceが運営する月面探査チーム「HAKUTO」代表の袴田武史氏だ。同チームは、米Google社が主催するロボット月面探査コンテスト「Google Lunar XPRIZE」に日本から唯一挑戦している(関連記事)。インドのチーム「TeamIndus」の打ち上げロケットや着陸船(ランダー)に相乗りすることになっていたが、数日前にコンテストの期限である2018年3月31日までの打ち上げ実施が難しいことが判明した。相乗り先のTeamIndusや、ロケット「PSLV」の打ち上げを担当するインドの宇宙研究機関ISROとの間で「打ち上げの調整がつかなくなった」という。HAKUTOが開発した月面探査ローバー「SORATO」は、TeamIndusの拠点であるインドへ向けて輸送を完了した矢先の出来事だった。
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