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本格モデルも登場。「撮ってからピント合わせ」カメラ・Lytroがクリエイターを刺激している理由

WIRED

ディスプレイ

Lytro社は2011年、新しもの好きを魅了する画期的なカメラを発表した(日本語版記事)。焦点位置を自在に変えられる画像を撮影できる、手のひらサイズのライトフィールド・カメラだ。

そしてこのたび、新しいカメラ「Lytro Illum」を発表した。光学8倍ズームと、スポーツも撮影できる高速シャッターを備えた、デジタル一眼レフスタイルのカメラだ。Lytro社はこのカメラで、クリエイティヴのプロ市場に進出したいと考えている。

ライトフィールド・カメラ(日本語版記事)では、メインのレンズとセンサーの間に、多数の超小型レンズからなるアレイが設置されている。これによって、カメラに入るあらゆる光線の方向を記録しておき、撮影後にフォーカスを修正する際、専用のソフトウェアで光線を追加する。

Lytro Illumは、光学8倍ズーム(30~250mm)レンズ以外に、開口部のf/2.0固定、シャッタースピード1/4000秒、背面の4インチ・タッチディスプレイが特徴だ。Lytro社によると、新センサーは4,000万本の光線(前機種は1,100万本)をとらえることができる(Lytro社は、画素数という形式では性能を説明していない)。

Illumのデスクトップ処理ソフトは、Adobe社の「Photoshop」や「Lightroom」などの従来製品と連携する。撮影者はIllumのソフトウェアを使って、撮影後の焦点の変更、3D画像の作製、被写界深度の調整、ティルトシフト写真の作製などを行うことができる。Illumは、7月に1,500ドルで発売される予定だ。

クリックすると「リ・フォーカス」、クリック&ドロップで「視点シフト」、ダブルクリックで「ズーム」が可能。矢印でいろいろな画像を見ることができる。


Illumは、大半の写真家が慣れ親しんでいるカメラとはコンセプトが異なり、表示を奥行きの情報で色分けする内蔵ソフトウェアを搭載している。そのため、撮影後に処理する必要がある奥行き範囲を効果的にプレヴューすることができる。

これにより、撮影者は最初から3次元で考えることができるとLytro社は言う。その後、画像は従来のフォーマットに書き出したり、あとから人々が操作できる形でオンラインに公開(WebGLを利用)したりできる。

一眼カメラで撮影し、それを画面上でリッチな3Dとして見ることができるというのはかなりすごい。しかし、すぐに使えるいちばんすごい機能は、とんでもないマクロ撮影ができる点かもしれない。レンズに触れそうなほど近くの被写体に、完璧に焦点が合っているように見えるのだ。それでいながら、部屋の向こうにある他の被写体へ、焦点を変更することもできる。

Lytro社は、ライトフィールド撮影、動画、3D、そしてヴァーチャル・リアリティが収束する先の未来へ向かって進んでいる。

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