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第1回 知識の不確実性
筆者はこの4年間に東京電力の記者会見や公表資料ではよく分からない点について、正式ルートを通じて電子メールで約200件の事実確認や質問を行った。きびしいやり取りが続いたが、その過程で発生した大きなテーマに対しては、さらに東電の東京本社や福島第二原子力発電所(F2)に赴いて、技術幹部から数回の聞き取り調査を行った。F1、F2と柏崎刈羽原子力発電所の現場調査も行っている。東電の報告書は、数十回、読み直した。上記のような東京電力とのやり取りの過程で、幾つか公表されていない事実が分かってきた。
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