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Analog Devices、電力品質モニタリングに向けたAFEチップ
米Analog Devices社は、電力品質モニタリングに向けたアナログフロントエンド(AFE)IC「ADE9000」を発売した。24ビット分解能のA-D変換器を7個集積した。これらを使って、3相電力のモニタリングが可能だ。さらにDSPコアを集積し、電力品質を評価するアルゴリズムもあらかじめ組み込んである。「複雑なアルゴリズムのプログラミング工数や部品コスト、実装面積を削減し、製品の開発期間を短縮できると同時に、電力品質測定に関する国際規格であるEN61000-4-30クラスSをクリアできる」(同社)という。想定するアプリケーションとしては、3相電力量計や電力品質モニタリング機器、電力回線保線装置、マシン・ヘルス・モニタリング機器などを挙げている。「発売したICを使えば、電力品質モニタリング機能を使って電力の供給状況を測定/解析し、故障や疲労破壊を未然に防止できる3相電力量計を実現できるようになる」(同社)。
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