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ビットコインとAIは法をどう変えるのか
電子情報通信技術はメディアに影響を与え、コンテンツの新たな価値を提供してきた。法学分野でも、例えば、パブリシティという概念は、近年、最高裁判所でも認められた権利で、人格権に由来する権利の一内容を構成する(ピンクレディー事件、平成24年2月2日)。パブリシティ権は、著名人の顧客吸引力を本質的要素とし、メディアという媒介者の存在が不可欠である。これまでは、マスメディアを媒介する形でしかなかった。しかし、インターネット上に画像がクリック1 回で複製され、SNS のタイムラインに流れる状況は、パブリシティの飛躍的拡散を促進している。その例が、Google の動画像共有サービスYouTube の“ミュージック全世界トップ100”において、日本人で初めて世界一を取ったピコ太郎の「PPAP」で、実証されたといってよい。
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