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難加工材βチタンで外径0.5mmの小径パイプ
βチタンは「軽量で高い耐腐食性と復元性」を兼ね備えたチタン合金であり、鉗子・内視鏡・ニードル・ノズルといった医療・分析機器や、プラント・宇宙航空分野で活用が進む素材です。機能性に優れる半面で加工が難しく、特に直径1mm未満の小径パイプ化は非常に困難とされていました。そうした中で二九精密機械工業はβチタンの小径な微細パイプ化を追求し、2011年には世界で初めて外径0.5mm、内径0.3mmの「βチタンパイプ」の開発に成功しました。
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